私の声を聞いて。

発達障害、精神疾患、セクシャルマイノリティの私が思ったことをつらつらと。私の話を聞いてくれますか?

私が上手くなったこと


私がこの世界に産み落とされて何年になるだろうか
特技もない
容姿も悪く
頭も悪い
そのうち性格も歪んでしまって
全てが中途半端平均以下

そんな私に一つだけ上手くなったことがある
それは


逃げること。


何もかもから逃げてきた
受け入れてくれない家族から
ひとりぼっちの学校から
嫌なことに目を背け
生きることからも逃げようとした

人の目線が怖く
人の負の気持ちが怖かった
バレたくなかった
聞きたくなかった
自分がダメな子だと


学校内を逃げ回った
どうやっても箱庭からは
大人に阻まれて出ることが出来ない
逃げた
どうやって逃げよう
階段を使って
思い当たるだけの学校内の地図を頭に張り巡らせた

どこに逃げても守衛が守っている校門以外は窓もドアも鍵だけでなく固定されて出れない

やっと開いてる窓を見つけた

遥したは道路だった

近くには人の声が沢山聞こえる

怖くて仕方なかった
何故かわからないけど怖かった
ただ人と関わっていたくなかった

ずっとダメなやつだと言われてる気がした
実は私がここにいることがバレていて
私を嘲笑ってるのだと
そんな気さえした


私には逃げられないものがある

私自身だ