虐待ってなんだ

虐待って、知ってますか？

あなたはどこから、虐待だと思いますか？

実は最近借りて読んだ本に書いてあった言葉に胸の鼓動が止まりかけました

虐待にはいろんな種類があります

身体的虐待
比較的虐待と判断されやすいもので、殴る蹴るやタバコを押し付ける、首を絞めたり色々あります
消えない傷を負ったり、身体的後遺症が残ったり…
見た目にもわかりやすい場合必ずしも誰かが助けてくれるわけでなく
逆にその見た目からいじめに発展することもあります

精神的虐待
モラルハラスメントにイメージは近いのでしょうか？
暴言を吐いたり傷つくような言葉を言われたり
それを何回も何回もずっとずっと続けられると子供は自尊心が無くなったり将来的にも後遺症となって残ります

性的虐待
体を触ったり行為を強要したり
セクハラですねいわゆる
それが家庭内であるというのはとても辛いことだと思います
もはや、辛いともおもわないそれが当たり前だと思っていた
そんなこともあるかもしれません
近親相姦で子供が出来てしまった
なんてことも事例としてあります

ネグレクト
日本語で言うと育児放棄。
ご飯を食べさせない。服を買わない。学校に行かせない。
お世話をされずに死んでしまう赤ちゃんや子供たち。
経済的にも身体的にも子供は弱い立場だということが突き刺さります

ここまではみなさんよく知っていると思います
しかし私が驚いた、そして刺さったものは次の言葉です

心理的ネグレクト

ご存知ですか？
心理的、精神的、そこは曖昧ですが
ネグレクトにもまだ、種類があったのです

内容はこうでした
ご飯やお金は与えるけれど
子供に対して興味を一切示さず
会話をしない等。
無視され続け愛情を貰えず育った
そんな子供、そしてそのまま大人になってしまって
大人になった今
親になった自分が子供に対してどう愛情を注いでいいかわからない
周りとの関係が上手くいかず不登校や仕事ができない
そんな苦しみを抱え続けてきた人もいます

もしかしたら自分もそうかもしれない…
そんなふうに思った人もいるのではないでしょうか？
わたしはその1人です

もちろん捉える側によって判断が変わってくるのですが
トラウマになっていたり
自分の枷になっていたり
思い返せば根本にあったのはそんな過去の記憶だった＿＿＿。
ということも

辛かった、痛かった
体だけじゃなくて心が
どこかもわからないような何かが。

精神疾患、不眠症、摂食障害。
強い不安と緊張に苛まれ
悪いのはいつも自分だと思っていた

その本を、書いたお医者さんが出会った患者さんは
様々な苦しみからその人を訪ね
その根本にあった虐待というものに
何年も、はたまた何十年もかかって
やっと気づき
その重荷を下ろせた人です

もしかしたら
そんな人は意外と近くにいるかもしれない
はたまた自分自身かもしれない
そんな人達に手を差し伸べられるだろうか
寄り添えるだろうか
私だから。
自信が無いけれど
そんな思いと過去を抱えて。

消えたい 虐待された人の生き方から知る心の幸せ/高橋和巳